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MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第14節 - V・ファーレン長崎 vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
まずはここまで来てくれたヴェルディのファン・サポーターと一緒に最後に喜び合うことができてよかったと思います。我々が上位陣に食らいついていくために今日は絶対に負けられない試合でしたし、みんなでよく戦うことができたと思っています。内容についてはパワープレーとなった最後の5分のところで、2つほど危険なシーンを作られましたが、それ以外はほぼほぼ我々のプラン通りだったと思います。前半もあまりペナルティーエリアの中に入られる場面はなかったですし、自分たちがいい守備からいい攻撃につなげてセットプレーやコーナーキックを何度も取っていたので、そこでリードして試合を折り返したかったです。ただ、点が取れなくてもしっかりとやり続けて、相手陣に押し込み続けたことで、PKを取れましたし、2点目を取れそうなところもいくつかありました。そこで取れずに同点にされた中でもすぐに反撃の姿勢を見せてくれて、非常によい形、意図的な展開から1点目も2点目も取れました。1点目はPKでしたが、その前の展開を含めて我々が思い描くような展開で点が取れたことは非常によかったと思います。今日の我々は勝ちに相応しい内容だったと考えています。

試合を通して自分たちのペースで常に試合を進められていた印象ですが、どのような感触を持たれていますか。
前からのディフェンスと相手陣でフットボールをするというところのバランスが非常によかったと思います。ちょっとバックパスや横に逃げるドリブルを引っかけられてピンチらしきものはありましたが、それ以外のところはチームとして非常によかったと思います。特に、後半は相手陣深くで何度もやり直しながら、すぐボールを回収してという時間がかなり長かったと思います。反省点を挙げるとすれば、早めに追加点を奪って2-0の状況で終盤を迎えられなかったところ、そこは決定力を含めて反省するところです。ただ、概ねいい守備からいい攻撃という部分は90分近くやれたという手応えがあります。

プロ初ゴールを含めて素晴らしい仕事を見せた山田選手に対する評価を聞かせてください。
ペナの中で仕事ができる選手であるということはわかっていましたが、我々のチームでは前線からの守備をして最終ラインのハイラインを助ける。そこまでできないと、このチームでは試合に出られない。それを頭で理解していても身体で表現するという部分で少し時間がかかりましたが、彼がその一員になってくれると、チームの攻撃のオプションも増えていくと思いますし、今日のようなプレーを最低限続けてほしいと思っています。

今日のピッチコンディションを含め長崎の攻撃のキーマンであるフアンマ デルガド選手への対応について聞かせてください。
僕らはもちろん最低限相手の対策はしますし、リスペクトをします。ただ、対策をするのは相手だと思っていますし、我々のやり方は変えないです。それは雨が降っていようが、相手にどういう選手がいるとかではなく、気を付ける部分に関して言えば、たとえばフアンマ選手にボールが入る前に何ができるかという部分は共有しています。ただ、自分たちが目指すものはほぼほぼ変えずに戦いました。

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選手コメント

GK 1マテウス

試合を振り返ってください。
最近の試合に比べて一番よかったのではないかと思います。今シーズン始まってから個人的にはよかった試合というのが、藤枝戦以外は思い浮かばなかったですが、長崎戦は難しい試合でしたが、チーム全体でよいゲームができたと思っています。

強い雨やピッチコンディションを含めてどんなことを意識して臨みましたか。
まずキャッチングの部分では濡れているところで難しさを感じながら試合に入りました。パスのところではボールがどこで止まったり、どのような跳ね方をするのかを注意深く確認して試合に臨みました。

チームとして今日の好パフォーマンスにつながった要因はどのあたりにありましたか。
まずはチーム全体でゲームをコントロールできたところ。ここ最近ではミスが多かったですが、今日に関してはその数が減っていたと思います。それもあってパスがつながって相手陣に入っていけますし、相手をなるべく自陣から遠ざけられる。その部分がうまくゲームをコントロールできた要因だと考えています。

試合終盤は相手のパワープレーで押し込まれましたが、しっかりとリードを守り切ることができました。
最後のシーンやディフェンスの部分は日々の練習の成果だと思います。今シーズンが始まってからは(GKコーチの)白井さんや自分、カネさん(金内トレーナー)含めてキーパー4人を含めてグループとしてしっかりとトレーニングにできている結果がこういうグラウンドで成果が出ると考えています。トレーニングがすべてです。

次節の首位・町田との試合に向けた意気込みを聞かせてください。
まず相手の町田さんは今シーズンに入ってずっと首位をキープしているチームですし、そこの部分では今日の試合同様に難しい試合になると考えています。ただ、自分たちもここまで3位や4位という位置をキープできているので、強いチーム同士のよいゲームになると思っています。

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DF 5平 智広

試合を振り返ってください。
天候が雨でピッチでも少し止まるところがあったので、前半は特にはっきりとプレーすることを意識して入りました。相手のいやがるプレーというか、今日はイレギュラーなシーンが増えると思っていたので、そこでシンプルに相手を押し込むプレーを意識的にやった結果、相手がいやがっているように見えましたし、だんだんと自分たちのリズムでプレーできたと思います。

ハイラインを意識しながら積極的な前での潰しも印象的でした。
自分たちはハイラインで、相手も後ろからつなごうとしていたので、そこはリスクをかけてボールを奪いにいくところだと考えていたので、自分のポジションを捨ててボールを奪いにいく判断をした感じでした。

非常に個の能力が高い相手に対して、終盤は押し込まれながらも耐え切れたという部分の手応えはいかがですか。
相手もシンプルに放り込んできていた中、個の力がすごいと感じていました。それに対してマテ(マテウス)も最後にしっかりと止めてくれましたし、チーム全体で身体を張った結果が勝利につながったと思います。

個人としてはここまでフルタイム出場が続いていますが、コンディション面はいかがですか。
自分的には中3日の試合であれば、コンディション調整はしやすいというか、練習するよりも試合の中でコンディションを上げられているので、確かに疲労感はありますが、そこまで疲労困憊という感じではないです。また、来週も3連戦があるので、よい調整をしていきたいです。

次節は古巣である町田との上位対決になります。
大事な試合であることは間違いないですし、僕がいた頃の町田とはだいぶ印象は変わっていますが、僕のことを覚えてくれている町田のサポーターもいるので、よいプレーを見せたいです。

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DF 6宮原 和也

試合を振り返ってください。
相手は2位のチームということで、これから上位との戦いが続く中で今日は落としてはいけない、勝ち点3を持ち帰るという気持ちで臨みました。結果的に勝ち点3を持ち帰ることができてよかったです。

強力な相手の攻撃陣とのマッチアップとなりましたが、常に優位に戦えているように見受けられましたが?
今日(のヴェルディ)は若い選手が多かったので、自分のところで優位に立ってやりたいなと思っていました。声をかけながらやっていきたいと思っていました。

ハーフタイムでは勝利に向けてどういった修正を話し合っていましたか。
思ったよりもグラウンドもよい状態だったので、割り切るところは割り切って、つなぐところはしっかりとつないでいくことを考えながらみんながやれていたと思います。

個人としてはここまでフルタイム出場が続いていますが?
ここまでスターティングメンバーに選んでもらっている以上、しっかりと責任をもってやらないといけないと常に思っていますし、そういうプレーをしたいと考えています。そういう準備を今後も継続していきたいです。

失点直後にすぐさま勝ち越せましたが、失点直後にはどういった声かけがありましたか。
失点したあとは全員で(メンタル面で)落ちるな、ここで落ちたら意味がないぞと話していました。結果的にすぐに点を取れました。

次節は首位の町田との上位対決になります。
こうやって試合が続いていく中では一人ひとりがやるべきことをしっかりとやっていくことが重要です。相手が町田であってもやることは変えずにやっていけたらいいと思います。

最後に長崎まで駆けつけたファン・サポーターの方々に対するメッセージをお願いします。
長崎は遠いですし、雨の中でもこうやって応援してくれる姿を見ていて、個人的に絶対に勝ち点3を持ち帰りたいと思っていました。それをしっかりと取れてよかったです。

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MF 18バスケス バイロン

試合を振り返ってください。
相手も5連勝中で難しい試合になることはわかっていました。ヴェルディもここで勝ったことがなかったのを知っていましたし、すごく燃えていました。天候も悪い中で本当にハードな試合でしたが、しっかりと相手の強力な外国籍選手を抑え込むなど、攻守両面でチームが本当に集中していました。そういった集中がPK獲得につながったと思いますし、そのあとに追いつかれてしまいましたが、すぐに2点目を取れました。失点後はみんながポジティブな声かけをしていましたし、最終的に2-1で勝ち切れた部分も含めてチームにとって大きな試合になりました。

先制点の場面ではPKキッカーを務めましたが、どういった経緯で蹴ることになりましたか。
正直なところ、北島選手がいれば北島選手が蹴る形でしたが、誰も蹴りたがる感じではない印象だったので、自分が蹴ろうと思いました。みんなからすると、少し迷っていたのかなと思いますが、実はあまり緊張とかもしていなくて、僕は直感的にあまり助走を取らずに笛が鳴ってすぐに蹴ろうと考えていました。止められてしまいましたが、意表は突くことができたと思うので、“持っている”なという感じです。ただ、PKはもっと練習します。

ピッチ状態の悪い中でも積極的に仕掛ける場面もありました。
今日に関してはそこまで納得したプレーはできなかったです。本来であれば、雨ではない方がうれしいですが、雨の状況でももっと決定的なプレーや仕掛けをできるように成長していきたいです。

最後に長崎まで駆けつけたファン・サポーターの方々に対するメッセージをお願いします。
長崎まで駆けつけてくれた方が多かったですし、僕は試合中も苦しいときにファン・サポーターのことを見ようと思いながらやっていました。実際に何回も見ていましたし、絶対に勝とうという思いでやっていました。本当にみんなでひとつになって勝つことができてよかったです。

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FW 27山田 剛綺

試合を振り返ってください。
相手は何もないところからゴールを奪ってしまうような選手が前にいて、後ろも弾くのが強い選手がいる中で、自分自身は前から追って攻撃の起点となったり、ゴールというところで違いを示せたことはよかったと思います。

2度目のスタメン出場となりましたが、前回の反省を踏まえてどういったことを意識して臨まれましたか。
後ろに蹴らせる守備で迫力を出していくのは自分の特長でもありますし、そこは徹底しました。あとはつなぐという部分が今年のチームのテーマになっていますが、自分は90分出るという気持ちではなく、45分でも交代できるように力を出し切っていくという部分が大事なので、そこですべて出し切ってやれたことはよかったです。

ボールを持った際には前向きに仕掛ける場面や積極的にシュートを狙っていく意識が見えました。
今年のヴェルディはあまり前線で点を取れていないという部分で、もっともっとシュートを増やしていこうという話もありました。自分は点を取るところが持ち味だと思っているので、シュートを1本打つよりも5本打った方が確率は上がっていくと思いますし、今日の試合ではシュート本数にもこだわって入りました。

決勝点となったプロ初ゴールを振り返ってください。
(バスケス)バイロンからいい横パスが入ってきて最初は左足で打とうと思っていましたが、相手もしっかりと寄せてきていたので、隣に(佐川)洸介が空いているのも見えていて、そこを使ってファウルをもらおうという考えもありました。そこでファウルをもらえなかったですが、起き上がったときにボールが転がってきたので、あとは振り抜くだけでした。

ゴール裏に一目散に走っていきましたが、どんな気持ちでしたか。
最高でした。

今シーズンの14節での初ゴールをどのように捉えていますか。
たくさんのチャンスをもらっていた中でなかなか結果を出せずにいましたが、ここで1点取れたことはうれしいですし、ここから流れにのって2点目を早く取ってチームの勝利に貢献できる選手になっていきたいです。

プロ初ゴールに関してチームメイトやスタッフ、家族や友人からの反応はいかがでしたか。
(試合直後に)LINEやインスタのDMとかでたくさんメッセージをもらいました。

次節の首位・町田との試合に向けた意気込みを聞かせてください。
自分のゴールでチームの勝利に貢献できたことをうれしく思いますし、ここから上位との対決というところで、負けてしまうと順位も下がってしまいますし、ここをみんなで踏ん張る必要があります。ファン・サポーターの方々の力を借りながら、一緒にJ1昇格に向けて頑張っていきましょう!

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