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MATCH試合情報

2023 明治安田生命J2リーグ 第19節 - 東京ヴェルディ vs ベガルタ仙台

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
ホームでしばらく勝てずにサポーターのブーイングをもらいました。本当に悔しい思いをさせていると感じています。ゲームは前半に多少バタつきましたが、ペナルティエリアの中の対応は2失点とも非常に拙いところから、ひとつはPKでひとつはコーナーキックからやられました。ペナの中で簡単に足を出すようではいけませんし、粘り強さがなければ失点に繋がってしまいます。仙台はそういったチームです。もちろん2失点目がなければ、自分たちの感触もアタッキングサードまでいけていたのでチャンスはあると思っていました。ただ、あの2失点目が非常に大きく、痛かったなと思っています。いずれにしてもペナルティエリア内の対応に関して、2失点とも失点につながってしまったという部分は、ゲーム運びを含めて反省しなければいけないと思います。やれた感触があるからこそゲーム運びと言ってしまえばそれまでですが、自分たちのペナルティエリアの中、相手のペナルティエリアの中、勝負が決まるところのクオリティは学んで成長していかないといけない。改めてそう思いました。

先制された試合で今季一度も勝ち点を得られていない事実をどう捉えていますか。
点を取られて相手が引いたときに、ペナルティエリアの中でのクオリティがさらに必要とされます。それはペナルティエリアの中だけでなく、供給していくボールに関しても、おそらく1メートルずれたら相手は重心が後ろにかかっているぶん、なかなか点を取らせてくれません。アタッキングサードまでボールを運ぶところはチームとしてやってきている部分ですが、本当のファイナルサードのところの質は辛抱強く、よい守備からよい攻撃のサイクルを作りながら、最後の質を求めていきたいと思います。トレーニングの段階からもちろんやりますが、そこでの質にこだわって成長していく選手が試合に出ていかないといけないです。おそらく、夏場は我々の時間が多くなる試合が増えていくと自負しているので、今日のような試合になることは驚きではありません。ただ、ファイナルサードのところは自分たちが自分たちを苦しめるようになりうる。そこが成長しないと、そういうシーズンになると思い知らされたゲームでした。

失点までの前半立ち上がりの守勢に関してどのように感じていますか。
そこはゲーム運びということになるかもしれませんが、もちろん90分すべて自分たちが地上戦で相手を剥がしていくようなサッカーができればいいですが、そうではない状況になったとき。特に、試合の入りのところはそうですが、相手のインテンシティも高いので、どういうふうに押し返していくかという判断は自分の指導の至らなさです。まだ拙いと思います。その時間を切ることができずに15分すぎまで行ってしまうと、クオリティの高いチームはそういった状況で点を取っているので、その流れをどう断ち切るか、押し返すかという部分に関して、サッカーというゲームの90分の中で、どの世界のどのリーグにおいても、そして拮抗したリーグであればあるほど、自分たちがやりたいことがすべてできることはありません。そうした状況に関して自分たちでしっかりと判断できるようなチームにならないといけないと思います。繰り返しますが、僕らはギリギリのところで勝敗を懸けてやっているので、何か待っていれば勝ち点が転がり込んでくるようなチームではないですし、90分のマネジメント含めて研ぎ澄まして成長していくことが大事です。

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選手コメント

DF 16山越 康平

試合を振り返ってください。
2失点目が痛かったと感じています。1失点に抑えていれば、最低でも勝ち点1を取るチャンスがあったと思います。

失点までの前半立ち上がりは少しふわっと入ってしまった印象ですが?
ちょっとビルドアップのミスというか、自分のところでも何度かキックミスがありました。もう少し自分たちでボールを持つ展開にすればよかったのかなと感じています。最初は裏を狙いすぎていた部分もありますし、チームとしてもっとボールを持てればよかったのかなと思います。

前後半に訪れた自分たちの時間帯で点を取り切れなかったところが厳しかったですね。
流れがよいときに点を決めないといけないですし、後半も立ち上がりにチャンスがありました。ああいう流れのときに決めないと、相手に自然と流れがいってしまうので、ああいう時間帯に決め切れるようにチームとしてクオリティを上げていく必要を感じています。

先制された試合で今季一度も勝ち点を得られていない事実をどう捉えていますか。
逆転できるチームが昇格できると思うので、その辺は今日のように先に失点しても引っくり返せるようになっていかなければいけないです。先制されてだいぶ厳しい状況が続いていますが、それを引っくり返せるように取り組んでいきたいです。

攻撃では最後の個のクオリティ以外にチームとしてどんな改善点がありますか。
チームとして徹底している部分は間違いないので、最後の精度やクオリティを上げていき、結果につなげていく必要性を感じています。ただ、最後は本当に個の質になってくるので、シュートを決めることやクロスの精度は戦術的な部分ではないので、その問題を各自がクリアしていく必要があると思います。

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MF 8齋藤 功佑

久々の公式戦となりましたが、どういった意識で試合に入りましたか。
後半に入って自分たちが主導権を握りかけている状況で入ったので、自分が入って攻撃のリズムを作りながら最後の局面で違いを出せればというイメージでした。

交代後はより[4-3-3]に近い形での攻めに見えましたが?
[4-3-3]のフロントボランチでのプレーでした。間が空いてきていましたし、積極的にボールを受けながら攻撃にアクセントを付ける意識でした。

試合最終盤には惜しいヘディングシュートもありました。
シュートは枠に入れることをとにかく意識していました。ああいった部分を得点につなげていかないとダメです。

2失点目によって遠藤康選手や中山仁斗選手と相手の交代選手がより生きる展開になってしまいました。
自分たちがより前から行かなければいけない状況になり、追う場面が増えていきました。それに対して相手は間でボールを受けてという繰り返しで、エネルギーをあまり消費しない戦い方をさせてしまいました。自分たちがより苦しい展開になってしまいました。

先制された試合で今季一度も勝ち点を得られていない事実をどう捉えていますか?
1点取られてブロックを引いた相手に何もできないという試合が多く、そういった中でも自分がよいアクセントを付けられるように今後やっていきたいです。

前後半に訪れた自分たちの時間帯で点を取り切れないと厳しいですね。
チャンスの回数を増やすことができれば、必然的にゴールの確率も高まると思うので、最終局面での質の部分は練習から高めていきたいです。

久々の実戦ということもあり、まだまだ本調子ではないように見受けられましたが?
その通りですね。コンディションというか自分の実力というか、あそこで自分がよりチームによいリズムを与えていきたいと思っていました。ただ、個人としてミスが多かったので、本当に申し訳ないなという気持ちです。今日感じたのは判断の部分で、自分のプレースピードが極端に遅かったので、そこは練習からコンディション含めて改善していきたいです。

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MF 19小池 純輝

今季初出場となりましたが、どういった気持ちで臨まれましたか。
なかなか試合に絡めずにいましたが、ただ本当にヴェルディが好きでヴェルディの力になりたいと思ってこれまでやってきました。その中で今日はチャンスをもらえたので、どんな形でもゴールを取りたいと思っていました。クロスのところで中に入っていくことを意識してプレーしていました。加えてここ最近はホームで勝てていなかったので、そういう意味でもどうにか1点取ってという気持ちでした。ただ、それができなかったので残念です。

投入時には小池選手に期待されるファン・サポーターの雰囲気を強く感じました。
どんなときでもとよく言いますが、出ていないときも必ず応援してくれる方々がたくさんいて、そういう方々になかなかヴェルディのユニフォームを着てプレーする姿を見せられずにいたので、今日はそれを見せられた部分では、今の自分が置かれている状況を考えると、一歩前進と言えます。ただ、そのためにやっているわけではなく、もう一つ先の目標である、今日のような試合で結果に絡めるプレーをしないといけないというのが、正直な思いです。

相手に完全に引かれた中でどういった得点のイメージを持たれていましたか。
自分が入った段階では0-2という状況で、相手の重心が後ろにある感覚がありました。サイドから内側へのランニングでラインを切るような動きで自分が裏を取るか、取れなくても相手のサイドバックが付いてきてくれていたので、(宮原)和也のところが空けばいいというような意識は持っていました。

サイドからのクロスに対して、中に人数をかけて入っていく形が最も点を取れそうな形に見えましたが?
あそこのクロスやマリオ(エンゲルス)の一対一を突破口にする形のいずれかが、中に入っていく状況で点になりそうな感覚でした。なのでサイドにいるというよりも中に一人でも入っていけば、相手もずれますし、最後の(齋藤)功佑のヘディングシュートもそうですが、ああいう形で人がずれるので、そこは狙いをもってやれていたと思います

個人として試合勘やコンディションの部分はいかがでしたか。
今は連戦も多くて練習試合もほとんどない状況です。ただ、残り組の今日もスタンドの上から見ていた選手とかと一緒にどうにか頑張っていこうと言い合ってきました。今日上から見ていた選手たちも、自分がピッチに立ったことでいろんなモチベーションを持っていると思います。そういう意味では、なおさら今日自分が結果に絡めればチームにとってもプラスになるという意識を持っていました。それができなかったので残念です。

先制された試合で今季一度も勝ち点を得られていない事実をどう捉えていますか。
今日も先に点を取られてしまいましたが、最近はクロスのところやニアゾーンを取るところは練習でやっているので、そのシチュエーションになったときにしっかりと判断していくというか、よりよいプレーができるようになるといいのかなと思います。

連戦という部分で次の天皇杯ではメンバーの入れ替えも予想されます。天皇杯に向けた意気込みを聞かせてください。
今日もスタンドの上で見ていて悔しい思いをした選手も、自分がメンバーに入っていないときもみんなでどうにかしたいと思ってプレーしていますし、そういった気持ちを全員が持っています。それをうまく試合で表現できるようにするというか、思っているだけでなく結果につなげていくことが大事だと思うので、それをみんなで体現できるようにやっていきたいです。

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