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MATCH試合情報

2025 明治安田J1リーグ 第33節 - 湘南ベルマーレ vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
今日がどのような位置づけの試合であるかは、本当にファン・サポーターが一番よくわかってくれていたと思います。我々のバスの出迎えもしかり、試合前もしかり、このクラブがJ1に居続けるための重要な試合だということを、みんなで共有しながら試合に入れたことが本当に良かったなと思います。本当に彼らに感謝したいと思います。内容について、我々はへそも裏もコンビネーションも、すべて相手を見ながらやりたいと思っていますが、 ひょっとしたらへそを使う回数や時間帯は、いつもより多くはなかったかもしれないです。そこは戦いながら改善していきたいですが、こういう絶対負けられない試合のなかで、どのようにリスクを負うか、どこで戦うか、どういうふうにバトンを渡していくか。ここをみんなが共有してバトンを渡しながら90分戦い抜けたこと。未だに先発の平均年齢で我々が相手を上回ったことは一回もない、この若いチームが本当に一つひとつ良い経験ができていると思います。まだまだ負けられない試合は続きますが、ファン・サポーターと最後まで戦って、すべて勝てるような、そういう準備をしたいと思います。

前半のパフォーマンスの評価とハーフタイムの声かけについて聞かせてください。
気持ち的なところはみんなが想いを持って入ったと思いますが、その表現の仕方という意味では、前の選手に2度追いさせるのか、後ろがずれてボールをつかみに行くのかという判断のところは、映像でも見せて伝えました。あとはこういう試合になれば当たり前ですが、相手も必死になって技術のミスも判断のミスもいろいろなアクシデントが起こります。その時に自分たちが守備のエネルギーを誰一人怠らないように、そこだけは絶対譲れない試合だったという意味では、彼らはやっているつもりだったけれども、フルスプリントしていないシーンを一個見せました。こういう負けられない試合というのは何が大切かというと、ミスを起こさないことではない。守備に入った時のスプリントを誰一人緩まない。そういう試合をしないといけないので、そこは後から入った選手を含めて共有できたかなと思います。

先制点の場面は染野唯月選手の諦めずに追う姿勢から生まれたものですが、得点の形という部分の評価を聞かせてください。
我々はへそを使って組み立てるボランチで臨んでいます。それであえて、相手のこれをウィークというか、我々が突きどころのスペースに置きにいくようなボールで前線を走らせて、そこで起点を作るということをずっと準備してきました。染野はあそこでよく体を入れてキープしてくれたと思います。あのようなスペースに置くパスというのは、このチームは苦手でした。スペースに置くパスというのはパスではないという感覚が選手たちも最初はありましたが、それも立派なパスで、相手が何を嫌がるのかということをみんなで共有できたシーンかなと思います。

松橋優安選手を最初の交代で起用しました。シャドーのポジションで複数の選択肢があるなか、彼を選択した狙いを聞かせてください。
シャドーというのはプレッシャーをかける先頭で、そのきっかけを作る選手でないといけないですし、うまくいかなかった時には2度追いしてチームの態勢を整える先頭でいなければいけないです。本当にボールに行けないのであればしっかり締めるという、そのメリハリも一番示さないといけないポジションです。そこから背後と足元を駆使しながらゲームを進めていくということを求めているので、僕らは彼らに90分を求めていないです。そこで最大の効果的な走力を出しながらバトンを渡していくというところは、うまくやってくれたなと思います。唐山翔自はそこの締めるところや行くところという判断が、このチームに入ってそんなに長くないので、そこの肝のところで体に染み込んだ理解というものが、自分のなかではできていないというふうに判断しました。特に、戻るところのスプリントというところも含めて、彼はこれをいいきっかけに、また学んでいってほしいなと思います。バトンを受けた選手もよくやってくれたなと思います。

昨年に16年ぶりのJ1勝利を収めたスタジアムで、今日はクラブのJ1通算250勝目を挙げることになりました。今日の大きな勝利という意味について聞かせてください。
区切りの勝利数だということは、本当にこの部屋(記者会見室)に入る直前に聞きました。それは前提の部分では知らなかったです。状況的に、どの試合も最大の熱量を持ってやってはいるのですが、自分の至らなさでチームに共有させられないという試合は何回もあったと思います。そのなかで、まさに今日はシックスポインターのゲームだったので、どのように試合を進めていくかというのは、本当に若い選手にとっていい経験になったと思います。ヴェルディというチームが、J1で「300」「400」と勝利を重ねていくためには、この舞台にいなければいけないです。それはクラブ規模というエクスキューズはないです。とにかくこの舞台にいることが一番大事で、おそらくは我慢してやっていれば選手も成長するでしょうし、ピークパフォーマンスを迎える選手もいるでしょうし、本当に高いレベルの野心を燃やせるような日が来ると思いますので、とにかくこの舞台にいること。今何ができるかというところに集中したいなと思います。(記者:会心の勝利のガッツポーズもありました)いえ、全然。しっかり体を鍛えて、いいガッツポーズできるように頑張りたいです!

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選手コメント

MF 7森田 晃樹

守備では再三の好守でチームを助けました。
今日の試合の大事さというのは、今日に関して誰よりも僕が感じて背負って戦ったという自負があります。そのなかで、攻撃でも良いプレーをしたいですが、まずこのチームの良さというか、良い守備から良い攻撃というところで、しっかりと相手に付いていくところというのは、まず僕が示すべきかなと思って頑張りました。

先制点につながったゴール前でのシュートシーンを振り返ってください。
狙いというか「折り返し来い」みたいな感じでゴール前に入っていたのですが、今まではあのような形になった時に、なかなか入っていくシーンすらなかったのですが、今日に関しては入ることができました。シュートは「練習します」としか言いようがないですね。バウンドしていたので、ミートというか、枠に入れることだけで精いっぱいだったので、その辺はもっと余裕を持てると、よりレベルの高い選手になれるのかなと思いますので頑張ります。

平日開催のアウェイ・ナイトゲームにもかかわらず、ファン・サポーターは最高の後押しをしてくれました。
(スタジアムにバスが到着した際の盛大な出迎えについて)なかなかこういうことはないというか、スタジアムの構造もあると思いますが、今日に関しては特にそういう気持ちが伝わってきました。本当にあの声援を見たり聞いて、何も感じなかった選手はいなかったと思います、今日に関しては選手たちもそうですけど、ファン・サポーターにとっても大事な試合というのは感じてくれていたのではないかなと思います。より気持ちが入りました。

先制点の場面では自分が決めたようなガッツポーズもしていました。
自分が決めたぐらいうれしかったです。このチームはなかなか点を取れていないという部分があるので、自分よりも本当にチームの得点がうれしいです。

今日は出し切って味方にバトンをつなぐ形になりました。
今日に関しては足が攣ってしまいましたが、個人的にもやり切ったと思います。代わって入ってくれた選手、(平川)怜や(寺沼)星文とかもそうですし、本当に星文なんかは前線であれだけ試合状況的になかなか攻撃で何もできない状態なのに、守備であれだけ追ってくれて、すごく助かりました。

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FW 9染野 唯月

ゴールシーンを振り返ってください。
本当いいボールが来て、決めるだけという感じでした。ああいうところで自分が起点になることで、チームが前へのプレーができると思うので、ああいうところは続けていきたいと思います。

重要な一戦でチームに勝利をもたらすゴールとなりました。
結果がついてこなかった部分はあったのですが、今日はしっかり点を獲って、結果につながったことは良かったと思います。

ゴールセレブレーションではゴール裏のファン・サポーターと喜びを分かち合いました。
本当に試合前からたくさんのファン・サポーターの方々が駆けつけてくれたので、自分たちはそれに応えないといけないというところがあったので、自分も含めてチーム全員が今日に懸ける思いは強かったですし、それが今日の試合にも表れたのかなと思います。

クラブのJ1通算250勝目にも貢献しました。
そうなのですね。もっと伸ばしていければなと思います。

絶対に負けられないという強い想いを持って臨んだ試合だと思います。
内容はみんな納得していないとは思いますが、こういう試合は勝つことが重要です。強いチームは、本当に内容が悪くてもしっかり勝点を取れるというところだと思うので、自分もそういうチームにいましたし、それをしっかり今日は勝ちに持っていけたということはすごく良かったのかなと思います。

前半はカウンターチャンスで新井悠太選手へのラストパスがわずかに合わない場面もありました。
本当は(唐山)翔自からのところで自分がシュートに入る形を作りたかったのですが、ボールが少し強く難しかったです。その後は選択肢が逆に増えてしまって、シュートも考えたのですが、ゴールキーパーの立ち位置等で難しいところがあったので、パスという選択肢を選んでしまいました。自分としてはもっとシュートという選択肢を第一にしていければ、もっといい結果になったのかなと思います。

ワントップのポジションで多くの役割を担っています。
役割としてはやることが多いと思いますが、まずはこのチームに求められていることをしっかりと自分が果たして、なおかつ点を獲るところは今後も自分自身が求めていければいいかなと思います。

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MF 19松橋 優安

アシストシーンを振り返ってください。
あの状況は中にふわりとしたクロスを上げれば、その練習もしていたので、ヘディングに強い選手や、ソメ(染野唯月選手)とかも競り合いが得意ですし、「入ってきてくれる」と信じていたので良かったです。特に大事な試合だったので、やっぱり彼はストライカーですし、自信にもつながると思うので、そこも良かったです。

後半からの出場になりましたが、どういったイメージで試合に入りましたか?
攻撃というよりは守備の部分を意識しました。右シャドーのところでの2度追いや横ズレのところで意思疎通が合わず、少しズレが生じていたので、自分のところで2度追いする。良い守備から良い攻撃につなげることを意識していました。

シャドーでのプレーで意識した部分を聞かせてください。
シャドーとウイングバックで求められることは違いますし、このサッカーをやっているうえで、シャドーの守備というのは、本当にこのチームを支える大事な役割になってくると思いますので、シャドーで出た時にはまず守備から、後ろを勇気づけるような守備というのを意識してやっています。

ゲームクローズでチームとして意識したところを聞かせてください。
最後の方はだいぶ攻められて、自分たちのボールにもできず、守備の時間が続きました。そのなかで後ろと前で意思疎通の違いだったりはありましたが、勝って修正できるということは大事ですし、そこは終盤の戦い方というか、自分たちのサッカーをしつつ守り切るというバランスのところは、この中断期間でまた合わせていきたいです。

状況的にかなり緊張感のある試合だったと思います。
緊張感はありましたが、入場前からファン・サポーターがチャントを歌って出迎えてくれましたし、「絶対俺が勝たせる」という気持ちで挑んでいたので、それが結果につながって良かったです。

平日開催のアウェイ・ナイトゲームにもかかわらず、ファン・サポーターは最高の後押しをしてくれました。
ファン・サポーターの皆さんも今の状況というのはわかってくれていますし、なんとかチームの背中を押すために、こうやってアウェイの地まで足を運んでくださり、今日も声量がすごかったですし、ファン・サポーターの皆さんの声援というのは間違いなく自分たちの力になっているので、残り5試合全て勝つ気持ちで挑みたいです。

試合前に監督からどういった声かけがありましたか?
全体としてはファン・サポーターの皆さんがバス入りの時にああいった出迎えをしてくれて、自分たちに声援しか送っていないと。「ピッチの上で戦えるのは俺たちだけだ」ということを熱い言葉で伝えてくれて、みんなのスイッチが入ったと思います。自分たちはその声援を受けて、このピッチの上で証明し続けるしかないので、これからもしっかりいい準備していきたいです。

課題はありながらも絶対に負けられない試合で、今季苦手とするアウェイゲームで勝利できたことは若いチームにとって大きいと思います。
そこは去年から自分たちの強さだと思いますし、連敗しないチームです。苦しい時でもミーティングで自分たちの原点に立ち返るところから始まって、若い選手が多いながらも耐えて結果につなげられているという部分では、間違いなく全員が成長していると思います。本当に大事な試合だったので、危ないシーンもありましたが、最後まで全員が集中を切らさず、このチームは全員の守備意識が高いので、そこの意識が最後ゼロに抑えることができて結果につながったのかなと思います。全てにおいて本当に大きな勝点3なので、この勢いのままに、残り試合でも5連勝できるように準備していきたいです。

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