日本テレビ
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
株式会社ミロク情報サービス
ATHLETA OFFICAL SITE
ゼビオグループ

NEWSニュース

2025.05.04 トップ

Match Preview #特別編

受けずに、立ち向かう



東京ヴェルディを応援する者からすれば、横浜FC戦といえば、2018年のJ1参入プレーオフ2回戦の激闘だろう。引き分けのままなら敗退となる後半アディショナルタイム、CKのチャンス。攻め上がったGK上福元直人のヘディング、こぼれ球に詰めたドウグラス ヴィエイラがゴール裏に飛び込む場面を鮮明に思い出すファン・サポーターは多いはずだ。

一方で、その後の横浜FCとの対戦成績は1分3敗。歓喜に沸いた東京Vの一方で、涙に暮れた横浜FCがいて、それをバネに東京V相手に負けていない成績が残っている。3年ぶりの対戦となる今節、あの悔しさは横浜FC側には残っているはずで、それを胸にぶつかってくるだろう。東京Vとしては、相手を上回る思いでピッチに立たなければ呑み込まれてしまう。ファン・サポーターが作り出すスタジアムの雰囲気も含めて、受けに回った時点で結果は見えている。




2018年のプレーオフで、上福元にマークをついていたのは当時・横浜FCの齋藤功佑だった。彼らの思いは誰よりも知るはずで、そんな齋藤がチームをけん引する存在であることは心強い。

今季も苦しいシーズン序盤戦だった。そこでチームの原点を見つめ直し、立ち上がり、C大阪戦、岡山戦での初の連勝につなげている。チャレンジャーとして見せる渾身のハードワーク、球際の戦い。間違いなく、今節もそれが大切なポイントになる。そして、その姿勢を何よりも強調するのが城福監督だ。


受けずに、立ち向かう。

ゴールデンウィークの最終日、多くの方が詰めかける味の素スタジアムで、東京ヴェルディの真髄を見せる。

(文 エルゴラッソ東京V担当・田中直希 / 写真 近藤篤)

5/6(火・休)の試合情報はこちら