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MATCH試合情報

2020明治安田生命J2リーグ 第32節 - 東京ヴェルディ vs 徳島ヴォルティス

マッチレポート

【試合展開】

ここ2試合を2-2のドローが続いているヴェルディ。中2日でのホーム連戦は、味の素スタジアムに首位の徳島ヴォルティスを迎えた。

 

前節、コンディション不良で出場を回避したマテウスが戻り、最終ラインはここ2試合と同じ並び。コンディション不良でアルビレックス新潟戦を回避した井上潮音は、前節でサブメンバーに入り、今節はスタメンに入った。

 

お互いにボールを保持して主導権を握る志向を持つチーム同士。立ち上がりの主導権はヴェルディが持った。ボールを保持して相手を自陣に押し込む場面が多く、ゴールに向かうプレーでフィニッシュ手前まで持ち込んだ。しかし、序盤こそ相手のカウンタープレスを剥がせていたものの、ビルドアップでミスが出てからボールを持たれると、前線からのプレスを剥がされ、やや下がって守備をセットさせた対応を強いられる。セカンドボールをなかなか拾えずに波状攻撃を食らうと、18分、サイド攻撃のこぼれ球をクリアし切れず、左サイドからゴール前にクロスボールを入れられると、ニアの潰れ役の背後に入ってきた清武に詰められてビハインドを背負う。その後も守備の一手が遅れるヴェルディは、なかなかボールホルダーに寄せ切れず、自陣深くまでボールを運ばれてしまう。流れが変わったのは飲水タイムだった。指揮官から立ち位置を含めた細かい指示が出ると、相手のパスワークに守備が追いつき始める。43分、相手のパスをインターセプトした藤田譲瑠チマが前線の端戸仁に預けてスペースへと走り込む。カウンターを発動すると、端戸は右のスペースへ走り込む藤田にスルーパスを通す。相手DFが寄せ切る前に藤田が右足をコンパクトに振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール左隅へと流れ込み終了間際に追いついた。その後も攻勢に出るヴェルディは、アディショナルタイムに左サイドから崩すと、45+1分に佐藤優平がゴール左手前のエリアに侵入してボールを受けるが、シュートは相手GKの正面に収まった。

 

前半の飲水タイムに続いてハーフタイムに細かい修正を入れると、後半の立ち上がりからヴェルディがボールを保持する。前半に苦しんだ連動した守備も機能し、相手に反撃の余地を与えずに攻め続ける。49分には投入されたばかりの奈良輪雄太が相手のクリアをブロックし、そのまま切れ込みながらカーブをかけてゴールを狙ったが、シュートはわずかに右上へと逸れた。59分には左からのコーナーキックがファーサイドに流れると、藤田が拾ってゴール前に速いボールを入れる。ニアで若狭大志が相手GKの前に入り込んで頭で合わせにいったがミートできず、ボールはわずかにゴール左へと流れた。63分には自陣の井出遥也が相手背後に走り込む小池純輝にタイミングよくスルーパスを通す。小池はペナルティエリアに侵入してゴール前に入ってきた山下諒也への横パスを選んだが、これは相手DFにブロックされた。84分には佐藤がドリブルしながらワンフェイントで相手GKを動かしてミドルシュートを放ったが、わずかにゴール左ポストをかすめて枠の外へ。その直後、相手に反撃の機会をほとんど与えてこなかったが、一瞬のエアポケットが生じる。85分、ペナルティエリアのラインの外を沿うようにドリブルする相手に対応した際、中に切れ込もうとしたボールがペナルティエリアの端で対応した高橋祥平の腕に当たりハンドの判定。避ける余地のあるボールの動きには見えなかったが、最終盤で相手にPKを与えてしまう。86分、キッカーの岩尾はゴール右隅下のコースを狙い、マテウスもコースを読んで飛びついたが、伸ばした腕の先を一瞬早くボールが抜けて勝ち越しを許す。

 

最後の最後まで攻撃姿勢を緩めないヴェルディ。球際でも戦い、一度ボールを失ってもすぐに食らいついて奪い返し反撃に移る。ラストチャンスは90+2分、ペナルティエリア手前右寄りの位置でフリーキックを手に入れる。キッカーは佐藤優平。駆け引きする両チーム選手が並んだペナルティエリア際と相手GKとの間に絶妙なボールが入る。相手GKが前に出きれないところで両チーム選手が競り合い、相手DFのクリアボールがそのままゴールに流れ込んだ。土壇場での同点弾…と思いきや、佐藤が蹴る瞬間に密集のラインからわずかにオフサイドポジションにいた端戸が競り合いでもボールに関与したとみなされ、オフサイドの判定でゴールを取り消された。最後の笛が鳴るまで相手ゴールを狙い続けたが、決定機は作れずにタイムアップ。首位を相手に主導権を握って押し込む時間帯を作りながら、最後の最後、フィニッシュの精度を欠き、1点の差に泣いた。

 

6試合勝利から遠ざかり、特にここ3試合は「勝てる試合だったのに…」と内容の部分では手応えを得ていただけに、勝ち点1すらとれなかった今節のダメージは小さくない。自分たちのスタイルにこだわり、ゴールにも迫り、あと一歩というところまでは来ている。拮抗した試合で相手に勝ち点3が流れた差はどこにあったのか。次の試合はすぐにやってくる。中3日でできる限りの準備を整え、敵地での京都サンガF.C.戦では勝ち切るためのその差を自分たちのモノにしたい。

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監督コメント

永井 秀樹 監督

試合を振り返ってください。
現段階での首位である徳島さんを相手に、我々はスタートから勇気を持って戦ってくれた選手たちはあらためて素晴らしいなと思います。立ち上がり、相手が我々の想定していた並びと少し違ったこともあり、給水タイムで少し立ち位置含めて修正を加えて、非常に良い時間帯が増えたと思います。後半に関しても前からボールを奪いに行くところ、最後の崩しを含めて選手たちは本当によくやってくれたと思います。このサッカーを志向する上で、避けては通れないと言いますか、乗り越えなくてはならない、最後を決め切るというところを、またさらに質を上げてやり続けるしかないかなと感じています。 選手たちはたくさんチャンスを作ってくれていましたし、90分通してよく走ってくれましたし、よくやってくれたと感じています。ホームゲームでヴェルディの勝利を願って、最後の最後まで応援してくれたファン・サポーターの皆さんに勝利で恩返しできなかったことを本当に申し訳なく思っています。下を向いていても何も始まらないと思いますので、また短い準備期間ですが、次の試合に向けて選手たちと良い準備をしたいと思います。

前半の守備時の劣勢の修正に関して具体的に聞かせてください。
まずは守備のところはラインを下げずにコンパクトにやっていくことと、中に入って来るボールを入れさせない、そして前で嵌めにいく選手をもう少しハッキリということを伝えました。

後半に関してどちらに転んでもおかしくない展開の中で勝負を分けた点についてどのように考えていますか?
我々にとって最後のところです。崩しのところまではよくやってくれていますし、最後に決め切るところの精度や質のところはまだまだ伸びしろがあると思っているので、良く言う言葉ですが、決めるべきところで決めるというところが、勝つために必要なことです。それは毎回思うことですが、選手たちは前向きなトライをたくさんしてくれていると思うので、これを継続して最後の質にさらにこだわって、決め切る力をチーム全体で上げていきたいです。その辺が分かれ目だったと思います。

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選手コメント

MF36藤田 譲瑠チマ

試合を振り返ってください。
相手にボールを持たれる時間が多い中で、前半に関してはその部分が上手くいかなかったです。後半は自分たちでアグレッシブに行こうと決めていたので、それが体現できて、相手のボールを奪ってからチャンスがどんどん増えたと思いますし、後半は悪くなかったのかなと思います。

序盤に嵌らなかった守備の修正に関して聞かせてください。
前半は前の選手がプレスをかけてくれた際、その空いたスペースに対して2列目の自分たちのところが遅れて出る形が多く、そこでワンタッチで剥がされてしまうところが多かったです。もうひとつ後ろでも自分たちが空けたスペースに相手のフォワードが落ちてきて、上手くワンタッチで外されるシーンが多かったです。その後にみんなで話し合って、マンツーマンで付いた方がいいという形になり、そこから上手くやれたと思います。

今日のゴールシーンを振り返ってください。
相手の緩くなったパスを引っかけることをずっと狙っていました。そこで上手く取れて、(端戸)仁君が良いところにいたので、1回預けてからスプリントして前に行きました。上手く流し込めたと思います。(プロ初ゴールと比較して)今度はゴールネットを揺らせたし、正真正銘のゴールというか、これで誰も文句は言えないなという感じはあります。

昨季までヴェルディの守護神だった上福元選手からのゴールになりましたが?
特に意識はしていなかったですけど、先輩から奪えたのはうれしいです。そんなにシュートは得意な方ではないですし、練習でも前節の金沢戦でもけっこう外してしまったので、自分自身では外して当たり前という気持ちで打てたので、逆に力が抜けて良かったのかなと思います。

対上福元選手という部分で昨年一緒にやっていた経験は生かされましたか?
特にはなかったです。自分は器用な方ではないので、相手のキーパーの特徴とかはあまり分からないので、特に生かされる点はなかったです。

コンパクトなシュートを心掛けていましたか?
意図的にコンパクトなシュートを打ったというよりも、相手のディフェンスが寄せて来ていたので、そのディフェンスにスライディングされて当てられてしまうのが最悪だと思っていたので、相手のスライディングが来る前に打つことを意識していました。

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FW25端戸 仁

試合を振り返ってください。
勝てたなというゲームでしたし、今日に限らず前節も前々節もなんで勝てなかったんだろうなというか、今は上手く気持ちの整理ができないです。良いゲームができていたと思いますし、ちょっと前半は重くてミスが多かったですが、後半は守備のところを修正してチャンスもありました。あれがPKだったのかは分からないですが、そういう勝負運みたいところですかね。難しいですね。気持ちが整理できないです。

序盤に嵌らなかった守備の修正に関して聞かせてください。
間に8番(岩尾選手)の選手にセンターバックからパスを入れられて、一発で自分と(佐藤)優平のところが置き去りにされないように、しっかりとボランチを見ること。プレスのスイッチを入れた際には全員が連動して行くことによって、そこまで相手に決定機を与えることはなかったので、結果を残念に思います。

後半アディショナルタイムのオフサイドで取り消された幻のゴール場面を振り返ってください。
僕自身ではボールに触っていませんでしたが、シンプルに自分の位置がオフサイドだったので、そこでオフサイドを取られた感じでした。

個人としてはアシストを記録するなど、前線でまずまずの仕事ができていたと思いますが?
今日はちょっと自分のところでパスがズレたり、前半はちょっと自分のプレーができなくてチームに迷惑をかけてしまったと思います。また、この短い中2日、中2日、中3日で試合がありますが、準備がすべてだと思うので、しっかり反省して次に向かいたいです。

アシスト場面を振り返ってください。藤田選手の逆サイドに井上選手の姿も見えていたと思いますが?
前半の最初の場面で自分がもっと運べばシュートを打てた場面で(井上)潮音にパスを出したプレーがありましたが、その反省と言うような形でした。潮音へのパスは足元に出してしまっていたので、アシストシーンは前に置いてあげるようなイメージで出しました。それが得点に繋がったのであそこは良かったです。あそこは単純に(藤田)ジョエルが相手の前に入れていたので、前にボールを置いてあげれば、ジョエルは振り抜くだけで良かったので、確率が高そうかなと思っていました。それに潮音のことはあまり分かっていなかったです。

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MF19小池 純輝

試合を振り返ってください。
前半は少し守備のところで嵌らず、相手を捕まえ切れない場面が多かったですが、給水の後ぐらいから修正できて自分たちがボールを持つ時間も出てきました。後半に限っては自分たちのやりたいことができている時間が長かったと思います。僕自身、チャンスになりそうな場面もありましたし、そういう場面で確実に決めたいという気持ちです。どちらが勝ってもおかしくない試合でしたが、チャンスをモノにしなければならないというのは自分自身含めて反省点です。

個人としてはJ2通算400試合達成というメモリアルゲームになりましたが、率直な感想を聞かせてください。
本当にコツコツとやってきたというか、少しずつ積み上げてきての400試合だったと思います。今日に限っては色んな思いがある中で、永井さんがキャプテンマークを巻かせてくれたので、そういった色々な期待、色んな人たちの思いを背負ってプレーしましたが、その期待に応えられなかったので悔しい気持ちが強いです。

盟友の梶川選手は欠場となりましたが、かつての同僚である上福元選手との対戦はいかがでしたか?
カミ(上福元)のビルドアップ能力というのは一緒にやっていた時から分かっていましたし、相手のキーパーを含めたビルドアップに関しては、なかなか捕まえ切れなかったですが、途中から修正することができました。1点目に関してもカウンターの形でしたし、ある程度自分たちの形でやれました。カジ(梶川)に関してはできれば同じピッチで戦いたかったですが、そのぶん僕らが徳島に勝つことでメッセージを送れればと思っていましたが、そういうところも含めて悔しいです。

序盤に嵌らなかった守備の修正に関して聞かせてください。
自分たちが前から行く時に相手の真ん中の選手が空いてしまう場面が多かったので、そこの修正とチーム全体で恐がらずに前に出ていくというところで、上手く捕まえられる場面も増えたと思います。

後半序盤は完全に自分たちの時間が来ていましたが、あの時間に追加点を取り切りたかったですね。
チャンスもありましたし、相手に脅威は与えられていたので、あそこで1点取っておけばという感じでした。徳島のここまでの感じを見ると、勝負強いというか、押されていてもポンと点を取って勝つ印象があったので、自分たちが先に点を取ることでよりプレッシャーを与えたかったです。前線の選手としては反省する部分がありました。

後半に関しては左で作って一気に右へ展開する形でご自身も良い形での抜け出しがいくつかありましたが。
前半はああいう感じで左から右に来る場面はあまりなかったですが、後半はその形から難度かチャンスになりそうな場面は作れていました。その回数と精度というのは、ある意味永遠のテーマではありますが、ゴールが入る時はそのタイミングがばっちりと合うので、とにかくその回数を増やしていくことが大事です。そこは全体的に増やしていきたいです。

結果には反映されなかったですが、開幕戦で大敗し、スケールアップしている徳島を相手に互角の内容は見せられたと思いますが。
今日も含めてその前の引き分けた試合を含め自分たちのサッカーができている時間は確実に増えていると思います。ただ、そこで勝ち切らなければいけないです。今のヴェルディの永井さんのサッカーを証明するという意味では勝利しなければ、色々な声が出てきてしまうので、僕らは信じてこのサッカーに取り組んでプレーしているので、どうにか勝利という形に繋げて今のサッカーの価値を高めていきたい気持ちは強いです。

上位追走に向けてはかなり厳しい状況ですが、残りの10試合に向けてどんな部分をより高めていきたいですか?
サッカー自体はずっと一貫していますし、積み上げていけているとも思っています。残り10試合でどういうふうに成長している姿を見せられるか、あとはここからが真価が問われると思うので、この悔しい時期を乗り越えて必ず良い結果に繋がると信じてやっているので、そういう10試合にしていきたいと思います。

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