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MATCH試合情報

2022 明治安田生命J2リーグ 第10節 - レノファ山口FC vs 東京ヴェルディ

マッチレポート

監督コメント

堀 孝史 監督

試合を振り返ってください。
前節の戦いで自分たちが敗戦した中で、課題をもって今週取り組みながら山口さんに対してのことを準備してきました。個人的にはこのゲームに向けて準備してきたものを、ある程度出せたところはありましたが、失点の部分でここのところ増えているところがあるので、そこをもう一度見直してやっていく必要があります。ただ、最後まで選手たちはゴールに向かう姿勢を見せてくれたと思うので、そういうポジティブな部分も見ながらしっかりと選手たちと次に向けて準備していきたいです。

前節から大きくメンバーを入れ替えましたが、チームのパフォーマンスに対する手応えはいかがですか?
トレーニングのときから誰が出てもいいように同じ考えを共有しながら、個々の個性を出してほしいという部分で、今日出た先発の選手に関して守備のところは自分たちが狙いとするところはある程度出せて良い部分もありました。攻撃でもそれぞれの良さを出せた部分はありました。選手たちはよくやってくれたと思います。

後半の小池選手と石浦選手の同時投入でどのような変化を期待していましたか?
(バスケス)バイロンと小池の特徴は違いますし、相手がハイラインできているところを自分たちが押し込んだ中でも、バイロンの個人技に対して小池は相手を外す動きを非常に得意としているので、そこに石浦というパスが出せる選手を入れることで、チームとしては点を取らなければならない状況だったので、その部分を意識しての交代でした。

今日の暑さはどの程度パフォーマンスに影響したと感じていますか?
疲れは当然見えてくると思いますが、ピッチの中で足が攣ったというような状況はなかったので、コンディションの部分ではしっかりやれたと思いますし、走れていたと思います。

今日の3失点は崩されたものではなかったですが、どの辺りに課題を感じていますか?
セットプレーのセカンド、こぼれ球でやられたところに関してはこれまでも同じ形があったので、そのへんは映像でもう一度確認してどのようにやっていくかを改めて考えなければいけない部分はあります。3失点目のところ(PKを与えた場面)では裏を取られていたので、チームとしてのサイドでの守備の仕方にプラスして選手それぞれの守備に対する個人戦術のところもトレーニングの中でアプローチしていく必要性を感じています。

相手のハイプレスに対する攻撃の部分の評価を聞かせてください。
前節の試合ではそういう相手のプレッシャーに対して、自分たちがボールを進めていくのが難しかった中、今日の山口さん相手にどういう形で前に進めていくかは、ミーティングの段階から準備してきました。個人的にはしっかりと前に運べるところはあったのかなと思っています。ただ、最後のところでは相手が守ってくる中でどうにかこじ開けることは必要だと思います。全部をいっぺんに解決することは難しいので、一つひとつを選手たちと解決していく必要があると考えています。

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選手コメント

DF 15馬場 晴也

今季初の連敗になりましたが、試合を振り返ってください。
前節負けてしまい、今日は絶対に勝たなければいけない試合でした。僕は久々の試合でしたが、その中で感じたのは守備への切り替えの部分に関して、結果が出ている時期に比べて遅くなっているというか、全員の意識が少し薄れているような感覚があります。いつもであれば、もっと高い位置でボールを奪い返せていたと思います。自分たちのサッカーは主導権を握れているので、距離感も近く失った後に人が多くてすぐに奪い返し、そこから二次攻撃、三次攻撃とつなげていけているシーンが多かった印象です。ただ、今日に関してはその部分に関して全員の意識が薄れているというか、簡単に剝がされてサイドに展開されてクロスを上げられるというように、切り替えの部分の遅さを個人的には感じていました。

切り替えに関してはマイボール時の距離感も関係してくるところですが、比較的相手の背後を長いボールで狙った影響もありましたか?
相手が前から来ていてディフェンスラインも上がっていたので、背後を狙っていくことは試合前の段階から考えていました。その際に裏へ出すぶん、自分を含めディフェンスラインがもっとラインを上げてコンパクトにしないと、切り替えの部分でも人数をかけられないですし、そこからの相手の展開という部分でも自分たちが間延びしてその間を使われる場面もあったので、そこの切り替えの部分が少しダメだったかなと思います。

攻撃に関しては高木和選手を含めディフェンスラインでは比較的うまくボールを進められた一方、フロントボランチを経由する形が少なかった印象ですが?
相手のワイドが自分たちのところに食いつく形の守備だったので、(山本)理仁を使ってワイドを引き出すことによって自分たちのサイドアタッカーが空くので、そこに入った際にいかにフロントボランチにワンタッチで入れたり、そのフロントボランチに食いついたスペースに顔を出す(佐藤)凌我くんへ自分だったり、ディフェンスラインからの縦パスを増やせれば、よりチャンスを作れたのかなと考えています。

1失点目に関してはご自身のところでヘディングのクリアを外側にもっていきたかったという感覚でしょうか?
あのシーンはサイドに入れられたときに自分の後ろにいる選手、クロスを上げる選手は見えていましたが、クリアの場所やセカンドの位置を把握し切れていなかったので、そこは改善点です。

2失点目はセットプレーとなった微妙な判定を含め、致し方ない部分もありましたが?
自分たちにとっては少し不運な流れで与えたセットプレーでしたが、ディフェンスリーダーとしてもっと全体を締めるというか、セカンドボールに対して誰が行くのか少し止まってしまった部分もあり、結果的に(高木和)徹くんがブラインドの形で失点してしまったので、あそこは自分が行くのか、周りに行かせるのか、難しい判断でしたが、セカンドボールへの反応やプレーが切れた後に締め直すなど、もっと能動的にやっていきたいです。

前半終盤にクロスバー直撃の惜しいヘディングシュートもありましたが?
あそこで自分が決められていれば、試合の展開は変わっていたと思います。守れて点も取れるセンターバックが一番理想的だと思うので、もっと突き詰めてやっていきたいです。

1点ビハインドとはいえ、そこまで悪くない流れの中でハーフタイムにはどのような声掛けがありましたか?
自分たちの中でもやられている感覚はなく、ボールも良い感じで動かせていました。ただ、ラインが少し低いという話はあったので、もう少しこまめに上げていくこと。積極的に背後を狙っていくことを意識していましたが、後半はなかなかうまくできなかったです。全体的にもっとやれたと感じています。

3失点目以降は3バックに形を変えて攻撃に出ましたが、引いた相手の守備を攻略する上でどんなイメージを持っていましたか?
相手がブロックを組んできた中で、スペースはあまりなかったですが、一度背後を見せることでラインは下がりますし、加えてミドルシュートやシュートが必要だったと感じています。後ろから見ていると、少し完璧に崩して決めようという印象があったので、一度ミドルを見せてラインを下げてからテンポ良くボールを動かせれば良かったのかなと思います。

個人としては5試合ぶりの出場となりましたが?
体力的には問題なかったですが、チームは結果的に負けてしまいました。前節、3失点を喫した中で今回は自分が出させてもらいましたが、守備の改善も求められた状況でこういう結果になってしまったので、自分の力不足を感じています。そこは個人としてもチームとしてもレベルアップしていく必要性を感じています。

前節の初黒星を受け、強い気持ちで臨んだ試合でしたが、連敗という結果になりました。試合後の雰囲気はいかがでしたか?
落ち込んでいても仕方がないですし、試合を終えてからは近くの選手と前向きな形で修正点を話し合うこともできました。それを次につなげていきたいです。

2連敗で迎える次節は昨季のホームゲームで大敗を喫した千葉相手の重要な一戦になりますが?
昨シーズンに自分が出た試合で、5失点に加えて内容も悪く、本当に悔しい思いが今でもありますし、絶対に勝ちたいです。ただ、今日のような内容では勝てる保証はないので、オフを挟んで次のスタートの段階から個人、チームとして突き詰めてやっていきたいです。

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MF 8井出 遥也

個人としては昨年7月の愛媛戦以来の復帰戦となりましたが?
まずは本当にたくさんの方々のサポートがあって、そのおかげで復帰できたことを心からうれしく思います。本当にチームメイト、監督、コーチングスタッフ、メディカルを始め、ファン・サポーター、家族ももちろんですが、本当にたくさんのサポートがあってこその復帰だったので、心から感謝しています。

久々の公式戦でのプレーになりましたが、ボールタッチの感覚や視野の部分はいかがでしたか?
練習と公式戦は違いますし、まだまだ自分の良いときのイメージとギャップはあります。ただ、復帰初戦で今の自分でもやれることを100%出そうと考えています。そういう意味では試合に負けてしまいましたが、自分にとっては大きな試合になったと思います。

途中投入となりましたが、ベンチからどのように戦況を見ていましたか?
外から見ている印象だと、しっかりと自分たちの意図を持った攻撃もあったと思いますし、前半に失点してしまいましたが、後半に必ず逆転できると思っていました。相手のスーパーなゴールが2度あって、そこは出足の問題もありますが、ある意味で難しい失点でした。

投入のタイミングは3失点目を喫してからでしたが、その前の段階から出る準備をしていた感じでしょうか?
ベンチからいつでも行けるようにとコーチを通じて言われていました。1-3の状況でしたが、出たときに結果を求められているので、復帰初戦でしたが、ここからもっとコンディションを上げて貢献していきたいです。

投入時にチームも3バックに変更しましたが、個人として最も求められた仕事はどの辺りでしたか?
ああやって引かれた際に個で剥がすことや最後の質のところを自分は求められているので、そういう回数を増やすこと。本当に久しぶりの公式戦という中で、今の自分に何ができるのか、何ができないのかを確認しながらのプレーでしたが、もっとコンディションを上げる必要はありますし、自分がボールを持ったときに周りの味方が動き出してくれるので、そこでの精度を上げていきたいです。

引いた相手の守備を攻略する上でどんなイメージを持っていましたか?
時間もあまりなくて相手もブロックを敷いた状態だったので、どうしてもサイドの(新井)瑞希や右のエーコくん(小池)が仕掛けた後の中の入り方を意識していました。相手も最後は勝ち点3を拾うために堅いブロックを敷き、それを崩すのは難しいことですが、自分や途中から出た(石浦)大雅が個のところで剥がして決定機を作ることが大事だと思っています。今日はみんなで点を取りに行きましたが、自分たちがもっと個の部分で違いを生みだす必要を感じています。

今季のチームは縦に速い攻撃がストロングになっている一方、自分たちでボールを持つ時間帯を増やすなど、メリハリを付けたゲームコントロールも課題になっていると思いますが?
ある意味で縦に速い攻撃は今年のチームの良いところでもあります。今日自分がゲームに入ったときには負けている状況もありましたが、少し速いというか自分たちから突っ込んでいく形が多いと感じました。縦に速い攻撃と、自分たちがボールを持つ時間の両立ができれば良いと考えていますが、そこはフロントやアンカーの選手がコントロールすべきところだと思います。そこに関しては自分も求められていると思います。それをコントロールできる選手は中にたくさんいると思うので、しっかりとやっていきたいです。

今季ここまでのチームにおいてご自身の役割の変化を感じる部分はありますか?
人によって違いますが、切り替えや守備の強度は今年になってより求められていますし、まずはそこが最低限やるべきところです。個人的にはこのサッカーをずっと積み上げている中、フロントボランチの立ち位置や動きは理解しているつもりですし、自分のところにボールが入ったときには、周囲も自分が違いを作れると感じて動き出してくれるので、求められる守備の強度にプラスして、攻撃のところでは自分が違いを生みだすことを求められていますし、そこが自分の役割だと思っています。

2連敗で迎える次節は昨季のホームゲームで大敗を喫した千葉相手の重要な一戦になりますが?
上に行くチームは連敗しないチームが多いと思います。まずは自分たちのサッカーをすることが一番だと思うので、ジェフも良いチームだと思いますが、自分たちがやってきたサッカーをホームでやれれば、必ず良い結果を得られると思います。2連敗はしていますが、中でプレーをしてみても自分たちのサッカー、やろうとしていることをみんなが出せていると思うので、それを結果につなげられるように良い準備をしたいと思います。

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