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MATCH試合情報

2025 明治安田J1リーグ 第26節 - 京都サンガF.C. vs 東京ヴェルディ

マッチレポート


監督コメント

城福 浩 監督

試合を振り返ってください。
お盆の真っただ中に移動するのもおそらく簡単ではなかったと思いますが、多くのファン・サポーターが来てくれて、彼らに残念な思いをさせたことは本当に悔しいです。自分たちが今やれることはある程度示してくれたと思いますが、一回のチャンスを与えたら決め切る選手がいて、それを与えてはいけないところをしっかりと突き詰めないといけないのが、ヴェルディだと思っています。チャンスの一個前ぐらいのところを、やはりチャンスにつなげていかないと、複数のチャンスで1点を取れるチームなので、その一個手前ぐらいでボールを失うシーンというのは、もっともっと改善していかないといけないと思います。もちろん決定機までいけたシーンもありましたが、それが入っていたらとか、たらればを言っても意味がないです。決定機を多くしていくこと、相手に一回のチャンスも与えないこと。それが大事だなと思います。リードされたらさらに京都さんはプレータイムを圧縮してくるので、先制点を入れられたら、我々がアクチュアルプレーイングタイムを増やしたいと思ってもなかなかやらせてくれないチームなので、返す返すもあの失点シーンは本当に悔しかったなと思っています。

ストロングがはっきりした京都との試合に臨む上で選手たちに強調した部分を聞かせてください。
飛び道具というか、スローインやセットプレー、そこからのセカンドボールを拾う強度が非常に高いチームなので、そこは負けないこと。我々は対等以上にやらないといけないと思いますが、我々は我々のサッカーがあるので、恐れずに研究しながら、ルーズボールやセカンドボールのところは、さらにレベルを上げていくという意識でした。中2日だったので、意識のところだけは統一して入り、選手は意識してくれたと思います。途中から出た選手がやはり1人離脱してしまうと、実際には森田晃樹も少しやれない状況だったので、2人いなくなってしまうとやはり苦しい状況で、そこはいろいろな思いがあります。

高さのミスマッチも想定されたなか、今日の守備陣の人選に関する考えを聞かせてください。
流れのなかではもちろん相手の強度が高いので、ルーズボールからのカウンターを受けそうになりましたが、流れのなかで基本的に崩されているとは思っていないので、それは我々がイメージするコンパクトさや我々がボールを持って主導権を握るというところもディフェンスラインから始まります。今は悪くないなかで、高さだけで代えるのか。もちろん選択肢はありましたが、今やれていることを優先したということです。そこは補強もしたので、高さも含めてチームのやり方に慣れてくれれば、そこの高さはむしろ武器になってくると思いますので、新しい選手にももちろん期待したいですし、早くチームのやり方を刷り込んでいきたいです。

相手の特徴を踏まえた上でここ数試合に比べて背後への意識や長いボールを使っていた印象です。その狙いについて聞かせてください。
ご指摘になったとおりで、どこが空くか、相手が何をしようとしているかはイメージしてやっていきました。ただ、我々が普段やっていることを大きく変えるわけではない。どこのスペースを空けるために、どういう動きをするかというところは、雨のなかで細かい戦術的なところは一回リセットして、この濡れたピッチのなかでもでやるべきことと、最低限我々が準備してきたことや、普段やっていることを出そうというふうに伝えました。そこはやれたと思います。ただ、自分の采配を含めてこのチームは、やはり同じレベルの選手をベンチメンバーに揃えていくというところが急務だと思います。後から入った選手がさらに再点火していけるような、それがインテンシティだけではなくてクオリティも含めて、ここは我々に時間が必要なので、練習でしっかり取り組んでベンチメンバーの層の厚さというのも辛抱強くやっていきたいなと思います。

失点後に攻撃的な交代を行っていきましたが、点を取る上での課題について聞かせてください。
もちろんマイボールにしないといけないので、我々は常に攻撃バージョンと言いながらも、前からのプレッシングで自分たちのボールにしないといけないところはみんなで共有しました。そこからは個人の特長があるので、キックに特長がある選手、ヘディングに特長がある選手がいるので、そこを意識しながらただ闇雲に蹴るのではなくて、サイドから崩しながらというところでしたが、そこで1人いなくなり1人は怪我でプレーできなくなれば難しい。それでも選手たちはよくやってくれたと思います。

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選手コメント

FW 9染野 唯月

試合を振り返ってください。
やっぱり結果が大事なので、そこはやっぱり真摯に受け止めないといけないです。僕も含めて攻撃陣はもっとシュートを増やしていきながら、チームを勢いづけないといけなかったかなと思います。

高さのある相手センターバックに対してほぼ空中戦は競り勝っていた印象です。
身長は高いですがそんなにヘディングは強くなかったので、競り勝てたことは普通というか、そこは当たり前にできるように、もっとやっていきたいなと思います。

相手のハイラインに対して、ご自身の背後への動きでかなりシャドーや中盤の選手を活かした印象です。
自分が裏を狙うことで、結果的にパスが出てこなくても裏を狙い続けることで、今日だったら(福田)湧矢くんと、(齋藤)功佑くんが空いてくると思うので、そこは意識していた部分でもあります。自分が足元に入った時には背負ってキープであったり、ボールを収めるところはできたのかなと思います。

前半はサイドで背後を取る場面が多かったですが、ストライカーとして味方に求めたところはどの辺りでしたか?
全体的にクロスの回数を増やしていきながら、自分はやっぱりフォワードなので、ゴール前に入っていく回数というか、ゴール前で仕事をしたいので、そこはゴール前から逃げる動きも大事ですが、なるべくゴールに近いところでプレーすれば、もっと得点やチャンスにつながると考えています。

ストライカーとして結果にこだわっていると思いますが、それ以外のパフォーマンス水準はかなり上がっているように見えます。
フォワードはやっぱりそういう結果という部分に目がいくと思いますが、自分は他のところでリズムをつかんだり、試合の流れをチームに持っていったりするというところも大事だと考えています。そこは意識してやっている部分でもあります。もっともっとチームの流れが勢いづくようなプレーをもっと出していきたいと思います。

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MF 14福田 湧矢

前線で攻撃の起点となる場面が多くありました。
相手は4バックなので、どうしてもシャドーの選手は捕まえづらいと思うので、そこの中途半端な位置に僕が立つことによって、相手の福田心之助選手がウイングバックにいかないといけないのか、自分を捕まえないといけないのかというので迷っていたと思うので、そういうところを意識していました。あのエリアでのターンは上手くいきました。

前半に松橋優安選手の決定機を演出しました。
チームとしてあそこのポジションを取ったら、あそこに入れるという狙いがあるので、狙いどおりのプレーでした。

後半立ち上がりにも左足のシュートでゴールに迫りました。
もう少しシュートスピードが速かったら入っていたのかなと思いますので、練習するしかないです。

相手のアンカー脇を使いながら、相手の守備の矢印を折るというところは前半は上手くいった印象です。
本当に狙いどおりにやれたと思っていたので、あとは結果です。もったいなかったですし、負けるような試合ではなかったです。

ここにきて新加入の選手が増えたなか、攻守両面ですり合わせが必要な部分も見えました。
失点シーンもそうですが、もったいなかったなと思います。平尾(勇人選手)とかも入ってきてファーストプレーかセカンドプレーだったと思いますが、やっぱりあれぐらいはついていかないと、「プロの世界ではやられるんだぞ」という部分で、いい経験になったと思うので、それを次に生かしてほしいです。

いい積み上げをチームとして見せているなか、これをしっかり結果につなげていくというところではどういった改善が必要ですか?
本当に最後の質だと思います。今日も決められるチャンスは2本、3本とあったなかで、そこを決める、決めないの差が今日は出たかなと思います。ただ、やっていることは間違いないと思いますし、上位のチーム相手にこれだけできるのは自信にもなりますし、かといってやっぱりプロの世界は結果だけが求められるので、そこは反省したいなと思います。

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FW 38唐山 翔自

ヴェルディデビューとなりました。率直な感想を聞かせてください。
あの展開で出て、得点に絡む仕事ができなかったことは悔しいです。

試合終盤にシュートシーンもありました。
少し相手が見えて、そこに気を取られてしまってミートできなかったです。

今日は左のシャドーでの出場となりましたが、どういった役割を求められていましたか?
得点に絡むところと守備をしっかりしてほしいと言われていました。

他の前線の選手との兼ね合いもあって、中盤に下りて起点になる仕事もしました。
自分はそういうのも得意なので、あの状況を見た時に平尾(勇人選手)とかが背後を狙うところで、それをする選手は自分かなとも考えていました。

左サイドでチャンスの糸口は作りました。
そうですね。ただ、そこから得点につながっていないので、そこは反省点です。

久々の公式戦出場となりました。
試合勘だったりは大丈夫ですし、楽しかったです。

今後に向けた課題について聞かせてください。
最後にゴール前に入っていくところと、もう一個相手を剥がしたらシュートを打てますし、そこはこれからだと思っています。

初めてヴェルディのファン・サポーターの前でプレーしました。
ヴェルディは歴史あるクラブですし、こうやって試合をやってみても、ファン・サポーターの熱量や温かさというのを感じられたので、次のホームが楽しみです。

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