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明日(9/15)のFC東京戦に向けて、城福監督が9/13にメディアの取材に応じました。そのダイジェストをお届けします。
―前節から2週間ほど空いての今節となりますが、この期間の取り組みについて教えてください。
点を獲るための取り組みをずっとやってきました。何を徹底するか、どのエリアにどういうボールを入れるかをかなりしつこいほどやってきました。それと同時に誰が回復できるか、誰がプレー可能になるのか、どれくらいの強度でどれくらいのコンディションでプレーできるのかを進めてきました。FC東京戦に間に合う選手、そうではない選手を最後の最後まで見極めながら、チームのやりたいことをやること、チームの最大値を出すこと、そのための工夫を最後までしたいと思います。
―FC東京は前回対戦時から補強も行いましたが、今のチームの印象について聞かせてください。
この夏の補強もさることながら、先発がどうであれベンチに座っているメンバーの豪華さは、Jリーグの中でも三本の指に入るかなと思います。経験豊富な、スピード豊かな、力強い、各々に特長のある選手、先発に勝るような特長のある選手が途中から入ってくるので、メンバーの多彩さや個性の強さはFC東京の特徴だと思います。我々がゲームが推移していく中で、我々らしくさらに圧力が増すような、パワーが増すような展開にしていかないと、おそらくは途中から出てくる選手でゴールを多く決める選手がいますし、そこの力に屈するような状況になると思いますので、そうならないように我々が相手より再点火できるような状況にしないといけないと思います。
―マテウス選手がJリーグ通算200試合出場まであと1試合です。これまで13完封と(取材時点で)リーグ最多ですが、彼の活躍について振り返ってください。
彼のシュートストップや1対1になりかけのところの間合いの詰め方などは、彼が持っている独特の才能があると思いますし、そこは遺憾なく発揮してくれていると思います。完封が多いというところに関しては、それは前線の献身的な守備からスタートしているところなので、そこに関しては全員が胸を張れるものだと思います。ただ、完封が多いということは、1点でも取っていれば勝点3を取れた試合がいくつか、ひょっとしたらたくさんあったわけで、チーム全員でそういう守備をしながら、全員がハードにやりながら、全員で点を獲っていく。そこでタスキを渡していく、このサイクルがまだ得点のところに結び付いていないところはこのチームがクリアしていかないといけない部分です。完封が多いところはそこのタスキは渡せていると思いますが、それを得点に繋げていくまででタスキを渡して、受けた選手がその守備の圧力を増しながら得点に絡んでいくというもう一回り上のバトンの受け渡しをやらないといけないかなと思います。
―J1に復帰してFC東京との対戦は4回目になりますが、城福監督はこれまでも多く経験されていますが、選手の表情や姿勢の変化は感じていますか?
ダービーはすごくファン・サポーターが盛り上がってくれますし、価値を上げないといけない大事な大事な一戦です。それよりも我々は終盤に差し掛かってくればくるほど勝点の重さや、終盤までくると「順位」という単語の重さを噛みしめながら戦う時期になってくるので、その意味での緊張感や張り詰めたものはみんな持ってくれていると思います。最後の数試合ではなくて「今」が立ち位置を変える一番大事な時だと思いますので、そこは自分たちの今のチームの立ち位置というところでの緊迫感はしっかり持てていると思います。
―アウェイでFC東京と対戦することで考えられる影響はありますか?
自分たちから見れば、アウェイなのにこんなに多くのファン・サポーターが来てくれて、こんなに力強い応援をしてくれているんだというふうに思えると思います。おそらく数で言えば、アウェイなのでFC東京さんの方が多いと思いますし、ホームの空気感を作ってくるのだと思いますが、その中で集まってくれたファン・サポーターと戦う一体感はアウェイの特別なものなので、それを力に変えたいなと思います。
▼Next Game
明治安田J1リーグ 第29節
9月15日(月・祝)19:00キックオフ
味の素スタジアム
FC東京 vs 東京ヴェルディ