日本瓦斯株式会社
株式会社ミロク情報サービス
クラスメソッド株式会社
株式会社グッドコムアセット
株式会社BRIグループ
ゼビオグループ
ATHLETA

NEWSニュース

2025.09.26 トップ

城福監督 試合前囲み取材 J1リーグ第32節 浦和レッズ


明日(9/27)の浦和レッズ戦に向けて、城福監督が9/25にメディアの取材に応じました。そのダイジェストをお届けします。

―内田陽介選手が初めて先発出場しました。彼の成長と評価を教えてください。
彼自身がピッチに立てる距離感が掴めなかった夏までだったと思います。それでも残り組やエクストラトレーニングで本当に歯を食いしばってやり続けていたのはわかっていました。もう一つは自分に今一番足りないものにアプローチしているという認識が彼にはずっとありました。やらされているというよりは、ポジションの取り方やファーストタッチのボールの置き所、見る順番など、彼自身が言っていましたが、これまで足りなかったこと、意識していなかったところを今やっているというふうに言っていました。夏のウインドウのなかでなかなかメンバーに入ってこられそうにないときに実は他のチームでチャンスを得る可能性があった際に彼と話しました。そのときに「僕は自分の足りないところに向き合っているから、これを続けたい」と。ひょっとしたらより試合に近い状況を作れたかもしれなかったのですが、彼自身がここで向き合い続けたいということでそういう判断をしました。それを彼の口から聞く前も後も姿勢は変わらなかったです。それを見続けていたので、もちろん翁長聖がこのチームから離れて、ウイングバックのところは我々も四苦八苦しているなかで、チャンスを待ち続けた選手がいたということだと思います。(記者:神戸戦ではスプリント回数や走行距離がチームトップでひたむきにプレーしていました。)彼が出場したらそれくらいの、ひょっとしたら両チームで一番の運動量とスプリント回数を出してくれると思っていました。そこは彼自身が自分のやるべきことをしっかりと整理して自覚を持ってやってくれたのだと思います。それをより有効な動きに結び付けていく判断や技術の質は、もっともっと上げていってもらいたいなと思います。ただ彼が90分走り切ったところは、彼自身の自信になったと思います。ただ0-4の試合なので、やり切ったと選手が思えるかどうかは結果も踏まえて当事者意識を持って反省は全員してもらいたいですが、彼自身がやれることのなかの今現在やれることは本当にやろうとしてくれたと思います。

―前節の神戸戦を受けてチームとして振り返ったことを聞かせてください。
こういう試合の後は、何をどのようなトーンで言うかが、僕のなかでは大事でした。例えば、失点のシーンにしても、それを見るアングルやボールを失うところからなのか、あるいはもっと前のスローインのところからなのかなど、どこからスポットライトを浴びせるかによって伝わり方が違ってきます。そこは極力スタッフと話して整理をしました。我々がやってきたことに対してできていないところを擦り合わせながら、ここをもっとこういうふうに、最初のスタートポジションが我々らしくない、最初の準備が我々らしくないといったことを確認しました。もう一つは、何かとんでもない差が両チームにあるような、ひょっとしたら見ている方もその印象を受けたかもしれませんが、差というのは本当に些細なもので、ただそれが習慣化しているかどうかは大きなものです。ボールが来る前の準備やボール移動中の準備、スイッチが入ったときのスプリントの強さ、ボールが頭を越えたときの反応は、我々もやっていることで、我々のベースに近いところでしたが、そこで最初のスタートポジションから、頭を越えた反応から、少しずつ違いました。その少しがトータルするとものすごく大きな差に見えます。あのような日程のなかで、自分が選手層を厚くできていない反省と共に、もう一つはなぜ個の差があんなにも大きく見えたかということに関しては、我々の準備のところから優位性をもっと保てれば、あるいはアクションが少しでも先手を取れれば、グループとしてアクションを起こせれば、おそらくあんな差にはならなかったと思います。そこはほんの少しの差が積み重なってこういうふうになったことは共有しました。今までも神戸と対戦して勝負にならなかった試合はなかったと思います。我々はメンバーが変わってきていることは事実で、そこにプラスして過密日程のなかでさらにメンバーを変えざるを得ない状況があったことは事実ですが、それにしても差がどこにあるのか、なぜあそこまで顕著な差に見えたのかというところは、全員で共有をしました。

―チームをけん引してきた谷口栄斗選手が出場停止となり、浦和は前線に個のある選手がいますが、勝負のポイントをどう捉えていますか?
勝っても負けても、ここ最近の(谷口)栄斗は、孤軍奮闘と言うとほかの選手に失礼になるのでそれは当てはまらないですが、チームがポジティブな状況でないときでも彼は本当に頭から湯気を出して、今の状況を挽回するんだという雰囲気を出してくれていたと思います。そういう意味ではこの夏場に最終ラインが二人チームを離れ、林もずっと怪我をしていたなかで、彼の自分が支えるんだという想いは見ていて伝わってきました。彼自身としたらもう一皮むけたような状態であったと思います。それくらいアベレージの高いパフォーマンスを心身共に見せていたと思います。ただ彼が(イエローカードを)3枚もらっていることはわかっていたので、どこかで出場停止の状況になるということもチームで覚悟していました。こういうときに誰が栄斗のようにチームを引っ張る気概を見せてくれるのかは本当に待ちたいというふうに思います。

―次節対戦する浦和レッズの印象を聞かせてください。
フィールドプレイヤーの半分が外国籍選手で、ピッチの要所要所に立っていて、縦の軸は彼らが担い、日本人のハードワークする選手がその周りを埋めています。そのなかにはキック、走力、スピードを武器にした選手がいます。いろいろな個性のある選手を集めたチームですし、あとから入ってくる選手も日本でも有数の特長的なものを持っています。個を積み上げた足し算でのチーム力は非常に高いチームだと思います。

▼Next Home Game
明治安田J1リーグ 第32節
9月27日(土)18:00キックオフ
味の素スタジアム
東京ヴェルディ vs 浦和レッズ
チケット情報はこちら 

カテゴリー

過去の記事